2001.08.17


 ずらしてとった盆休みの前日、ふと思い立って昔よく走っていた”矢作”に行ってみようと思った。愛知県の矢作ダムによりできたダム湖を周回するワインディングだ。

 当日の朝、女房と子供を信大に送って行った後、8:45に出発。結構距離があるし、途中の道は目的ではないので、高速道路を使うことも考えたが、とりあえずは一般道を行くことにした。
 塩尻峠に向けて抜け道を走り、峠を下ったところで諏訪湖の西岸を南下、杖突き峠から伊那に抜けた。ここで高速道に乗ればよかったのだが、そのまま国道153号線をひたすら南下した。ここから飯田までの道のりが長かった。まだ盆休みの最中という者も多いのか、結構車が多い。南信の幹線道路という事もあり、かなりのスローペースを強いられる。結局、飯田まで3時間。飯田の街中で既にかなり疲れていた。もう予定を変更して昼神温泉にでも行って帰ろうかと思ったくらいだ。

 しかし、飯田を抜けたら山道に入る。かなり車も少なくなり、そこそこのペースを維持できる。昼食も取らずに、ひたすら目的地を目指し、矢作に着いたのは午後1時過ぎだった。

 ダム湖の上流から、取り合えずダムに向かって岐阜県側を走る。昔に増して工事車両の通行が多く所々大量の砂が浮いている。どうも、ダム湖のしゅんせつをしているようだ。一部崖崩れの復旧工事もあったが、ダムまで何事もなく到着。途中で買った缶コーヒーで喉を潤した。
 一服した後、一度岐阜県側を上流に戻り橋を渡って愛知県側に。愛知県側は復旧工事こそ無いもののやはり大量に砂の浮いた部分があった。全周にわたって3〜4周してみたが、コーナーの中にまで減速帯がある所があったり、砂のためどうやっても前後輪とも滑ってしまう所があったりとかなり走り難くなっている。それでも、大部分は昔と変わりなかった。

 一雨降りそうな気配もあったし、何より6時くらいには帰宅したいので2時過ぎには矢作をあとにした。帰りは高速を使うつもりだった。来た道を戻るとなると高速のインターまで60kmほどあるが、恵那に出れば30km強だ。通った事のない道だが迷わず恵那行きの道を選んだ。
恵那から中津川は、予想に反してかなり込んでいた。ところが、中津川の中心部を抜けたら結構すいてきたので、高速を使わずに木曽を抜けて帰ろうと思ったのが間違いだった。中津川から松本までは約110km。急いで帰れば2時間強といったところだ。かなり腰に疲れが来ていたので、タンデムステップに足をかけて車の流れに合わせて北上。2つ目のトンネル内で、木箱の残骸と見られるものが走行車線に散らばっていた。疲れていたので判断が遅れたのか、乗り上げてしまった。
 「まずい。パンクするかも・・・」
 幸い、その後も急激にタイヤのエアが抜ける事もなく走向可能だった。しかし、やはり心配である。総ひのき造りの橋がある木曽の道の駅でカタナを停めてタイヤをチェックすると、フロントのエアが抜けていた。オフロードレースでもここまでエア圧を落とすことは滅多に無いだろうというくらいにまでエアは減っていた。こうなるともう猶予はない。休憩をとる暇もなく即座にカタナにまたがり次のガソリンスタンド目指して走り出した。

 視界に飛び込んできたガソリンスタンドは、反対車線側。そぅっとカタナを滑り込ませたが、道路の僅かなうねりにもハンドルを取られる程にエアは減っていた。パンク修理ができるかと聞くと、道具が無いとの返事。確かに無くても不思議ではないくらい小さなガソリンスタンドだった。しかたないので、タイヤがパンパンになるまでエアを充填して再び走り出した。途中でエアが抜けてきたら、またガソリンスタンドで補充するしかない。それとも、松本までもつか?
 行きつけのバイク屋は塩尻にある。たいした大回りにもならないので、一縷の望みにかけて行ってみたが、やはりお盆休みだった。しかたないので、そのまま自宅に向かい、無事6時半頃に返り着けた。変に節約精神など出さずに、中津川から高速を使っていれば、パンクは無かっただろう。高速代の方がパンク修理代金より安かったかもしれない。

 もうその日は疲れていたので、バイクにカバーを掛けただけ。翌日、フロントを車のジャッキで浮かして穴を探す。30分位で穴は見つかった。穴の場所にマーキングしてフロントタイヤを外す。週明けの月曜日にバイク屋に持ち込むためだ。

フロントタイヤを外されたカタナとタイヤのパンク箇所

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